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絵ゴコロと笑ゴコロの。クーのブログ

わからないのもいいもんだ

昔々、二人の猟師に追われたクマがいた。
背中に傷を負ったクマは山を駆け上がり、
これ以上は行けないという一番高みに来たが、猟師たちが追いついてきた。
逃げ場所がどこにもないので、クマは山から飛び降り、空中を走り続けた。
そして猟師たちも続いた。

今日彼らは星座の中に大熊座として見ることができるが、
毎年秋が来て暗闇が落ちると、そのクマがさかさまに走ると言われ、
背中の傷から滴り落ちる血が地上の木々の葉を真紅に染めるのだ。



ーーーーーこれは『狼の群れと暮らした男』(築地書館)からの引用で、
ロッキー山脈の森の色の美しさを前に著者が息をのんだ際、インディアンの男性が話してくれたというもの。

なーんという創造力だろうかー。思わず書き留めてしまいました。
科学で解明できない時代には、あらゆるもの、自然現象、なんだってもう不思議ばかりで時には神になったりする。
わからないから考える。想像する。次元も超える。いかようにも作っちゃう。
それが美しい話ならそれもいいもんだ。

今だってわからないことは、すぐに調べる前に、
自分なりに考えてみる時間を作ったらいいんじゃないかなと思う。

これは1920〜30年代に描かれたロシアのクマ。ロシアのクマはかわいいな〜。

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by ku_blog | 2013-01-24 13:07