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絵ゴコロと笑ゴコロの。クーのブログ

金沢休暇・記録 2

金沢休暇・記録 2_c0206767_163701.jpgさて後半2日で今度は”織りたいもの”を織る。


初心者が可能そうなもの、を相談しながら、

私は「おざぶカバー」にした。

めざすは、「シックな、おっさん好み」のデザイン。


「時間がないわよ」。工房一の技術をもつ先生の

気迫に押された私はものすっごい早さでデザインを決めた。

(それはもう早かったらしい)

本当は「市松模様」が作りたかったのだけど

「これで市松模様は織れますか?」
「できません」
「はいわかりました」

すべてかぶり気味の会話だったことで、

どれほど時間がないとされていたかがお察しいただけるだろう。

金沢休暇・記録 2_c0206767_16384056.jpg
糸はやはり「銀河シルク」。マフラーのそれより太いもの。

デザインが決まると、経糸の全長を計算しなければならない。

計算と聞くと頭が真っ白。ここはすべて先生にゆだねた。

間に合わなかったら…という切迫した空気が漂う工房内。

スタッフの方が親切にも”使う分の経糸巻き”の

お手伝いをしてくださったこともあり

2日目の夕方から織り機に経糸を通し始めることができた。



とにかく経糸を決めてしまえば、

緯糸は進めながらかえられるのでちょっと安心。

(迷う人はきちんとデザインを決めておいたほうがよいみたい)


金沢休暇・記録 2_c0206767_16393911.jpgおざぶ初日(3日目)でほとんど完成図が見えてきた。

カタンッ シュルルッ トントン

経(タテ)と緯(ヨコ)が交わることで

色のニュアンスが変わるのがとっても楽しい。

色が重なり、奥行きや深みがでてゆく。

いろんな色を持ち合わせていると、次にどんな色がこようと

かまわんかまわん 懐深く受け入れてもらえるようだ。

違和感があれば戻ってやりなおせるとわかって、気も楽。



一方、山本さんは飛び級モンで「ラグ」を織っている。

ラグは糸が太く織り方も違う。それにとても力がいるようす。


金沢休暇・記録 2_c0206767_1640887.jpgおや?このままでは… 私ははやくも

次の日(4日目)のお昼にはおざぶカバーを織り終えた。






カッコイイのできたぞ!

「おっさん好みの渋おざぶカバー」

落ち着いた書斎におきたいなあ。

(書斎ないけど!)
by ku_blog | 2012-08-31 16:52 | 作ったりなんだり